元番組制作ディレクターにウェディングプランナー、そして建築士資格保有者!地域おこし協力隊新メンバーが夢の実現に向け、始動
地域振興型地域おこし協力隊
田村市

2025年5月、福島県田村市に新たに3名の地域おこし協力隊が着任しました。
全国から集まった背景の異なる3人。
協力隊としてのミッションや移住のきっかけ、今後の展望などについて、話を伺いました。
ウェディングプランナーからの転身
人生の節目に立ち会う仕事がしたい
【谷口 恭平さん】

出身地
三重県津市(移住前の居住地:大阪府大阪市)
前職
結婚式のプロデュース会社に勤務。ウェディングプランナー、法人営業を担当
移住時の家族構成
本人、妻、子ども(未就学児)
地域おこし協力隊ミッション
移住定住コーディネート
移住のきっかけ、協力隊を選んだ理由
子どもが生まれたことで「田舎で子どもをのびのび育てたい」と思うようになり、移住を考え始めました。妻が福島県出身だったため、福島県で転職活動を開始。
どうせ永住するなら、その土地に根差した仕事をやりたいと田村市の地域おこし協力隊に応募しました。中でも移住定住コーディネーターは、人生の節目に関わる仕事であり、前職のウェディングプランナーに通じる部分があります。直感で「これだ!!」と心が動きました。
仕事で大変なこと、いいなと思うこと
日々の移住相談をしながら、ツアーや交流会などのイベント企画、運営をすることが思っていたよりもハードでした(笑)
その中で、さらに3年後につながる活動を自己時間として取らないといけません。
タスク管理、スケジュール管理がかなりの肝になりますね。
一番のやりがいは、移住相談をした方が田村市に移住してくださった時です。
それぞれ大きな決断の元、田村市への移住に踏み切ってくださったことと思います。その人生の大きな節目に関わることができた時は、この上ない喜びを感じます。
休日の過ごし方
・歩き始めたばかりの娘を連れての田村市巡り
・地域の風景や星空の写真撮影
・ホームセンターやワークマンなどのお店巡り
・田村市キッチンカーの出店先を調べて突撃(田村市キッチンカーのファンなんです(笑)
実際に暮らしてみて分かった田村市の魅力
車さえあれば、ほぼ田村市内で生活は事足ります。
車で30分行けば中核都市の郡山市にも行けますし、ヨドバシカメラも車で30分です。
自然を感じたいと思ったら、山なら田村市内、海なら車で1時間で海沿いまで行くことができます。
まさに“ちょうどいい田舎”というキーワードがぴったりです。
子育てもしやすいです。
子どもを遊ばせる場所が多く、娘が保育園に入るタイミングでの待機児童はゼロでした。以前住んでいた大阪では考えられません。
今後の展望、目標
3年後に何をしたいかは、正直今のところまとまっていません。この3年間の任期中で今後のビジョンを描いていけたらと考えています。
ただ、今までもこれからも人の人生に関わる何かをやりたいな、という想いは持っているので、これまで経験してきたブライダルや、今やっている移住相談のような、誰かのライフイベントを支えられる活動ができたらいいなという想いは芽生え始めています。
移住検討者へメッセージ
移住相談では「焦って決めるのはよくないです!まずは何度も検討している地域に足を運んで、後悔のない選択をしてください」と伝えているのですが…。
でも結局のところ、どれだけ心が動くか、だと思います。そこに移住した姿を想像、妄想したときに、どれだけワクワクするかがとても大事だと思います。
そこでワクワクしたなら、次はその解像度を上げるために、実際に地域を見に行ってください。
ひとこと
インスタアカウントを新設しました。ぜひフォローしていただけると嬉しいです!
アカウント名:kyo_mo_tamurabiyori
谷口さんが書いたnoteも合わせてご覧ください↓
https://note.com/switch_fukushima/n/n450431694055
空き家を活用した動物の保護施設を作りたい!
建築士の資格をもつ空き家コーディネーター
【梶原奏絵】

出身地
福島県福島市(移住前の居住地:千葉県流山市)
前職
工務店勤務。設計担当、コーディネーターとして勤務
移住時の家族構成
単身
地域おこし協力隊ミッション
空き家の利活用
移住のきっかけ、協力隊を選んだ理由
学生の頃から空き家問題に関心がありました。前職は工務店で設計や住宅コーディネートの仕事をしていましたが、仕事が忙しく、自分自身を見つめ直すために移住、転職を決意しました。
原点に立ち返り、空き家に関わる仕事がしたいと思っていた矢先に協力隊の求人と出会い、応募を決めました。
仕事で大変なこと、いいなと思うこと
住宅という大きな買い物をサポートするため、事務手続きを始め、相手への説明や対応など、気を付けないといけないことが多いです。ただ、無事に成約までいたったときは頑張ったなと感じます。
住宅には喜怒哀楽、様々な思い出が記憶されています。その思い出を壊すのではなく、継承していく、残していく。「古いものには価値しかない!」このワクワクを皆さんにも感じていただけるよう活動していきたいです。
休日の過ごし方
・編み物
実際に暮らしてみて分かった田村市の魅力
自然がとても豊かで、地域の人たちが予想以上に暖かかったことです。
田舎にしかない魅力がたくさん詰まっていて、生活をする上で大きな不便はありません。本当にちょうどいい田舎だなと感じました。
今後の展望、目標
学生の頃から思い描いていた空き家の利活用について、色んなアイディアや斬新な方法をどんどん提案していきたいです。
また保護動物についても空き家と同じくらい関心があるため、いずれは空き家をリノベーションし、動物の保護施設を作りたいと考えています。
人も動物も生活しやすい場所作りの提案を、空き家を通してできたら嬉しいです。
移住検討者へメッセージ
移住して半年が経ちましたが、自分から進んで行動する大切さを再認識した半年でした。待っているだけでは何も起きないので、予想以上に移住って大変なことだと感じています。
ただその分、先輩移住者や地域の人たちの暖かさにたくさん触れることができ、応援してもらえる感動も大きいです。
実際の田村を体験してみてください。実際に体験しないと感じられないものがたくさん詰まっていると思います!
梶原さんが書いたnoteも合わせてご覧ください↓
https://note.com/switch_fukushima/n/n2fa4a8471d47
テレビ業界からの転職
農業と養蚕で地域をもっとおもしろく!
【及川 諒さん】

出身地
岩手県盛岡市(移住前の居住地:東京)
前職
番組制作会社でディレクターを担当
移住時の家族構成
本人、妻、息子(未熟学児)、娘(新生児)
地域おこし協力隊ミッション
農産物を活用した6次化の創出に向けた移住人材確保
移住のきっかけ、協力隊を選んだ理由
以前はテレビ業界で働いていました。約15年、ディレクターとして番組づくりに明け暮れました。家族が増え、移住先を探している際に出会った田村市は、福島県では一番「ちょうどいい田舎」が再現されているなと思い、移住を決意。
昔から地域の活性化には興味がありましたが、自分の子どもが育つ地域をより面白く、活気のある地域にしたいと思ったことがきっかけで、地域おこし協力隊の道を選びました。
仕事で大変なこと、いいなと思うこと
移住や定住は、人生の中で最も大きな決断・アクションの1つだと思っています。
私たちが移住先として田村市を勧めるということは、それだけの価値、魅力がこのまちにはあると伝えることでもあります。人の人生を左右する責任の重さを感じたときは、やはり大変な仕事だなと思います。
また、田村市の魅力をさらに高めていくために、自分自身も地域と一緒に活動し続けなければと思ってます。それもまた、大変ではありますが、やりがいのある部分です。
そして、その先に感じる達成感や感謝の言葉は、何にも代えがたい喜びです。…とはいえ、まだ「達成した」と言えるところまではいっていませんが(笑)
休日の過ごし方
・神社巡り
・子どもと遊ぶこと
実際に暮らしてみて分かった田村市の魅力
今まで見てきた中で、星空で田村市の右に出る場所はない
今後の展望、目標
地域が誇れる文化やその地域の代名詞となるようなモノを、地元の方々と一緒に生み出し、育てていきたいと思っています。
移住検討者へメッセージ
少しでも気になったなら、次は現場に行くことが最短ルートです。
情報だけでは伝えられない地域の魅力はたくさんあります。










