「田舎で子育て」に興味のある方へ!ママに寄り添い、子どもの成長を切れ目なくサポート『田村市子育て支援センター』

田村市 子育て支援センター

船引町

移住者から「ほどよい田舎」と評される福島県田村市。市内の約7割が森林に覆われ、里山が身近にある地域である一方、市街地にはスーパーや薬局などが揃い、生活に不便はありません。自然豊かな環境で、子どもをのびのびと育てたいと考える方には理想的な環境だと言えるでしょう。近年では「都会を離れて、田舎で子育てをしたい!」と考える方が増えています。しかし、いざ移住となると、行政の子育て支援がどれだけ充実しているかや、ママ友ができるかどうかも気になるポイントですよね。

『田村市子育て支援センター』では、親子で楽しめるイベントや育児講座の開催、出産・育児の相談、ファミサポのマッチング、預かり保育、各種手続きなど、子育て世代をトータルサポートするさまざまなサービスを提供しています。今回は、田村市の子育て支援センター所長の鈴木さんに、田村市の子育て支援制度と支援センターの魅力について詳しくお話を伺いました。

親子で楽しむ交流スペース!子どももママも友達ができる空間

自由来館

どなたでも利用できる自由来館には、毎日5〜20組ほどの親子が訪れています。子どもたちが楽しめる遊具やおもちゃが充実しており、子ども同士譲り合いながら、賑やかに遊ぶ姿が見られます。

また、保護者同士が気軽にコミュニケーションを取れる環境も魅力です。子どもを見守りながら育児の悩みを共有したり、情報交換をしたりする光景もよく見られ、ママたちの「孤独」や「不安」が和らぐリフレッシュの場になっていると感じます。

■図書コーナー

当センターの入り口には、多くの絵本が並ぶ「図書コーナー」が設置されています。絵本の貸し出しも行っているため、気になった絵本をお家でゆっくり楽しむこともできます。

■授乳室・キッズ計測コーナー

また、赤ちゃんの体重を測ることができる「キッズ計測コーナー」も完備しています。保健師や助産師が常駐しているため、赤ちゃんの成長を確認しながら専門家に相談できる点が特徴。完全個室で、おむつ替えや授乳スペースとしてもご利用いただけます。

月3回開催!親子で一緒に楽しむ季節の行事&制作活動ができる『ひまわりひろば』

親子で季節を味わえる行事や、歌、手遊び、制作活動、体操、読み聞かせなどを行う「ひまわりひろば」を、月に3回ほど開催しています。

10月には田村市の「松や農園」さんにご協力をいただき、親子で「さつまいもの収穫体験」を行いました。大きなさつまいもが採れると、子どもたちは大喜び。子どもだけでなく、大人も時間を忘れて楽しんでくれて、本当に嬉しかったです。11月には収穫したさつまいもを使ってお菓子作りを行う予定です。
また、「消防士さんのお話を聞こう」をテーマに、防火について親子で学ぶ職場体験的なイベントも開催しました。子ども達は、実際の消防自動車の乗車体験をしたり、一緒に写真を撮ったりしました。男女問わず「働く車」が大好きな子どもが多いので、非常に楽しんでくれましたね。

育児をもっと楽しく!幼児食やベビーマッサージを学ぶ『育児講座』

月に1回〜3回、ママ向けに「育児講座」を開催しています。開催の目的は、少しでも”楽しく”育児ができるよう、ママたちをサポートすることです。
外部講師を招いて、ベビーマッサージやベビーリトミック、料理教室など、毎回違う内容で実施しています。

先日の料理教室では「子どもの健康」をテーマに、栄養士さんから幼児食やおやつの作り方を学びました。
「ひまわりひろば」での親子イベントを通して仲良くなったママ友と一緒に参加される方もいらっしゃいます。ここでの活動を通じてママ同士のつながりができ、友達が増える場になっているのはとても嬉しいですね。育児講座に参加いただいた方からは「外部講師を招いた講座はなかなか体験できないのでありがたい。今後も続けてほしい。」とのお声をいただいています。

一時預かりで集団生活の第一歩をサポート!『りすちゃんクラブ』

当センターでは、保育園や幼稚園に入っていない2歳以上のお子さんを対象に「一時預かり」も行っています。 これから始まる集団生活や、子ども同士の遊びに慣れてもらうこと、そしてママたちの育児負担の軽減を目的にしています。預かり時間は1時間半から2時間半程度と短めですが、ママたちがリフレッシュできる時間を確保できるような制度となっています。

不安を専門家に相談できる『子育て支援センター』

当センターは、妊娠・出産・産後・子育てに関するお悩みを、保健師や助産師、子ども家庭支援員などの専門家に相談できる施設です。母体や子どもの健康に関する専門的な内容や、離乳食や予防接種に関する疑問など、さまざまな質問にお答えできる体制を整えています。
先日、出産して間もないママさんから「胸がパンパンに張って辛い…。」と電話相談があった際、当センターの助産師が直接お宅を訪問し、対処をしたケースがありました。小さな子どもを連れて病院へ行くのは本当に大変であるため、この対応は非常に喜ばれましたね。助産師や保健師が常駐していることが、このセンターの大きな強みだと思います。

子育てをサポートしたい人とサポートを受けたい人をつなぐ『ファミリーサポート事務局』

当センターは『ファミリーサポート(以下、ファミサポ)』の事務局としても機能しています。ファミサポとは、子育ての援助を受けたい方と援助を行いたい方が会員となり、有償で育児の助け合いを行う田村市の支援事業です。
例えば「学校行事で外出する間、3時間ほど子どもを預かってほしい」との依頼があれば、条件に合う会員さんを探し、マッチングを行います。夜9時までの預かりも可能で、仕事に復帰したママさんもぜひ活用していただきたい制度です。
また、当センターでは、ファミサポの「預かり会員」になるための養成講座も開催しています。育児に関する基礎知識や、ヒヤリハットの回避、怪我の予防や心肺蘇生について、20時間以上みっちりと学べる講座になっているので、安心してお任せいただける体制が整っています。

妊娠~出産を金銭面からサポート!田村市での支援制度をご紹介

田村市では、金銭面でもしっかりサポートできる体制が整っています。例えば妊婦さんの医療費(保険診療分)を助成する「妊産婦医療費助成」や、妊娠時や出産時に支給される「出産・子育て応援給付金」、妊婦の検診に関する費用を助成する「妊婦健康診査女性」、さらに出生時や誕生日に支給される「子育て応援券」の支給など、多岐にわたる支援が揃っています。これらの制度を活用することで、少しでも経済的な負担の軽減に繋がればと思います。

子育て支援センターで出来る手続き

妊娠届や健康に関わるものなど次のものについては、当センターで手続きができます。

①妊娠届、母子健康手帳の交付
②妊産婦医療費助成の申請
③県外医療機関での妊婦健康診査・新生児聴覚検査受診の申請
④出産・子育て応援給付金申請
⑤産後ケア事業利用申請
⑥子どもの予防接種に関すること
⑦ファミリーサポートの利用

申請等の手続きなどでお越しいただいた際に、助産師との面談も行っています。田村市は出産できる病院までの距離が課題となっているため、面談では現在の状況や出産準備の進捗についてしっかりとお伺いし、出産に関して疑問や不安があれば、この面談の際に気軽に相談いただけます。

田村市 子育て支援センターの利用手順

■自由来館

予約は不要で、市内に在住であればどなたでも利用いただけます。実家に帰省されたタイミングで、ご家族で利用される方もいらっしゃいます。

■ひまわりひろば・育児講座・田村市こども家庭センターにこたむ

こちらは事前予約です。特に「ひまわりひろば」や「育児講座」は参加人数に限りがあるので、お電話等でお早めにお申込みいただければと思います。

田村市は、田舎でのびのびと子育てしたい方に理想的な町!

田村市は、自然豊かな環境の中で子どもたちがのびのびと育つことができるため、田舎での子育てを希望する方にはぴったりの地域です。

例えば、片曽根山にある「片曽根山森林公園」にはアスレチックがあり、子どもが自然の中で思いっきり遊ぶことができます。また、室内で遊べる施設「おひさまドーム」もおすすめです。洞窟空間や砂場があり、暑さが厳しい季節にも快適に過ごせるので、天候に関わらず安心して遊ばせることができます。

移住検討者の方へメッセージ

当センターでは、ママ同士が悩みを共有したり、情報交換をしたりすることができる場を定期的に提供しています。ありがたいことに、利用者の方からは「支援センターのおかげで、毎日の育児が楽しい」とのお声を頂いており、親同士の交流の輪が広がる温かい環境が整っていると感じます。

また、田村市での生活は便利さと豊かな自然が共存しており、子ども達がのびのびと育つ環境が魅力です。新しい土地での生活に不安がある方も、ぜひ一度お子さんと一緒に当センターへ遊びにいらしてください。私たちがしっかりとサポートしますので、安心してご利用いただけます。お待ちしています!

田村市子育て支援センターのお問い合わせ先

住 所:福島県田村市船引町船引字下川原1-18
利用時間:午前9時~午後5時(月曜日~土曜日)
利用料金:無料
休 館 日:日曜日、祝日
利用対象:妊娠中の方、0歳~就学前の子どもとその保護者、児童
HP:https://www.city.tamura.lg.jp/soshiki/14/


たむら移住相談室

住所:福島県田村市船引町石森字舘108
電話:050-5526-4583
メール:contact@tamura-ijyu.jp
HP:https://tamura-ijyu.jp/
※たむら移住相談室は株式会社ジェイアール東日本企画と(一社)Switchが共同で運営しております。