地方にだって習い事はある!プロスポーツ選手のトレーニングを子ども向けにアレンジし、遊び感覚で運動神経を伸ばすスポーツクラブ『APスポーツ』

APスポーツ

船引町

Sports Club

今回は「子どもには運動好きになってほしい」「スポーツを通して心身ともに成長してほしい」「将来の子どもの選択肢を増やしてあげたい」そんな想いを抱える子育て世代におすすめの記事をご紹介します。

田村市には、運動神経を育てる塾「APスポーツ」という子ども向けスポーツクラブが存在します。All Performance Sports Clubを略してAPスポーツ。その名の通り、何か1つの種目に特化するのではなく、全てのスポーツで活躍できるよう、子どもの運動神経はもちろん、挑戦する気持ちを「楽しく」育むスポーツクラブです。

APスポーツが田村市にオープンして5年。今ではその楽しさや成果が口コミで広がり、生徒は子ども部門だけで100人を超えています。田村市以外の郡山市や福島市でも教室を開講するなど、その勢いはどんどん増すばかり。

そんなAPスポーツを立ち上げた「だーはま先生」こと、濱田寿満先生にお話しを伺いました。


―APスポーツではどのようなことをやっているのですか?-

だーはま先生:
APスポーツを一言でいえば「運動神経を育てる塾」です。プロのアスリートも取り入れているコーディネーショントレーニング(2つ以上の動きを同時に行う訓練)をベースに、子どもでも楽しく取り組めるようオリジナルのカリキュラムを作成して、外遊びの延長で取り組めるようにしています。

具体的にはどのようなことをやるのでしょうか??-

だーはま先生:
本当に色々ありますが、例えばキャッチボールをしながら足でリズムを取ったり、ボールを操作しながら手拍子をしたり、何回かやれば誰でもできる動きばかりです。基本の動きができるようになったら、ボール操作の合間に1回打っていた手拍子を2回にしたり、ボールの数を増やしたり…1人1人に合わせて難易度を調節しています。

そうして小さな成功体験を積み重ねることで、「やってもできないし…」という気持ちから「自分ってやればできるんだ!」という自己肯定感の高い子どもを育てていくことが、APスポーツの目的です。

次第に子どもたちが「もっと早く走れるようになりたい!」「この競技で強くなりたい!」など具体的な目標を持ち始めるようになったら、その気持ちや成長に合わせて、「陸上クラス」など何かの種目に特化したクラスを増設することもあります。

―APスポーツにはどのような理由で通う子どもが多いですか?-

だーはま先生:
本当に色々ですね。「運動が苦手だから」という理由で通い始める子どももいますし、「特定のスポーツのパフォーマンス(能力)を向上したい」と通う子どももいます。

保護者の方としては「運動会で速く走らせたい」「運動神経の良い子にしたい」もしくは将来何かスポーツをやるきっかけとして、APスポーツを選ぶ方は多いです。

印象的な出来事の1つとして、APスポーツに1期生として入会した6人の子どもたちが昨年中学生になったのですが、入会当初は「運動は嫌い…」と言っていたにも関わらず、中学では全員が運動部に入ったそうです。

運動が好きな子も嫌いな子も夢中になる秘密はどこにあるのでしょうか?-

だーはま先生:
私たちが大事にしているのは、子どもたちが遊びの延長として「楽しんでいるか」です。だからこそ、基本のカリキュラムはありつつも、子どもの反応を見ていまいちだな…と思えばすぐに変更します。

またAPスポーツのプログラムは何度かやれば誰でもできるようになる半面、どんなに運動神経の良い子でも、最初からすべての動きができる子はいません。

今まで自分は運動が得意だと思っていた子が初めて壁にぶつかり、「来週までには絶対にできるようになる!」と学校の休み時間に友達を誘って何度も練習していたと聞いた時は、その光景を想像してとてもうれしくなりました。

遊びと同じで楽しければ、子どもたちは家や学校でも同じ動きを繰り返します。そうして自然と運動習慣が身につくんですよね。その習慣こそが、運動神経を上げるポイントです。

楽しければ自然とAPスポーツに行きたくなるので、中には「学校は休んだけれど、APスポーツには行きたい」と言ってくれる子もいますし、APスポーツを途中でやめてしまう子どもが少ないというのも、楽しんでくれているからこそかなと思います。

そんなに楽しいカリキュラムを考えられる だーはま 先生は、一体何者ですか?-

だーはま先生:
自分は田村市で接骨院を営んでいます。以前はプロスポーツ選手のトレーニングにも関わっていたのですが、そこで出会ったのがAPスポーツでも取り入れているコーディネーショントレーニングでした。プロのスポーツ選手は、このコーディネーショントレーニングを何時間もやっているんです。

当時、福島県が肥満児出現率全国ワースト1になったと話題になっていました。「あれ、このトレーニングを子どもの頃からやったら運動好きな子、運動神経の良い子が増えるんじゃない?」そう思ったのが、APスポーツを始めたきっかけです。

一緒にAPスポーツで教えている先生たちは、同じく接骨院の先生や、保育士の資格を持っている人たち。身体や子どもを扱うプロなので、安心して親御さんもAPスポーツにお子さんを預けていただけるかなと思います。

移住検討者にメッセージをお願いします!-

だーはま先生:
APスポーツがある環境は、子どもを育てるには最高だと思います!

APスポーツの成果は、始めて3か月もすれば現れます。運動神経の向上はもちろんですが、性格も変わってくるんです。よくリーダーシップを取ってくれる子どもの親御さんにその話をしたところ「まさか!うちの子はそういうタイプではないです」と、なかなか信じてくれなかったこともありました。仲間と共に目標に向かって取り組む姿勢は、子どもの運動能力も、そして彼らの心も大きく成長させてくれます。

子どもたちがいない時間帯には、大人向けの健康教室やヨガ教室も開催しています。スポーツ以外でも、地域の教えたい大人と習いたい子どもたちを繋ぎ、冬休み限定で書写(習字、ペン字)の教室をやっています。これからも地域の人の声に合わせて、色んな教室を提供していきたいなと思っています。

大人クラスの様子

いずれは、大人も子どもも空いている時間にふらっと来たくなるような、そんな場所にAPスポーツがなっていけばいいなと思います。


子どもの運動神経を伸ばしたい、子どもの将来の選択肢を広げたい、そんな想いを抱いている方、ぜひ一度田村市にあるAPスポーツを見学してみてはいかがでしょうか?

APスポーツ

住所:   福島県田村市船引町東部台4-281
電話:0247-61-7750
営業時間: 8:00~19:00
定休日:日曜日、祝日
HP: https://www.ap-sports.club/