虫がもっと好きになる。来て・見て・さわって、家族で昆虫の世界を楽しもう!『ムシムシランド』

ムシムシランド

常葉町

豊かな自然に囲まれ、昆虫を軸とする観光振興を進める福島県田村市。日本で唯一の虫の楽園「ムシムシランド」の営業が、今年もスタートしました!

カブトムシの王様ヘラクレスオオカブトに出会える「昆虫館」、約1,000匹のカブトムシを自然に近い環境で観察できる「カブトムシドーム」から成るムシムシランド。この記事では、施設の魅力や楽しみ方をご紹介します。子どもも大人も夢中になる、ワクワクの昆虫体験が待っています!

※2025年のムシムシランド営業日
〇4月5日(土)~7月6日(日)/8月30日(土)〜11月30日(日):昆虫館のみオープン(土、日、祝日のみ)
〇7月12日(土)~8月24日(日):カブトムシドーム、昆虫館ともにオープン(水曜定休、8月13日(水)は営業)

虫の面白さに触れよう!ヘラクレスオオカブトや奇蟲(きちゅう)に出会える『昆虫館』

建物自体がカブトムシの形をしている昆虫館

見どころ①生きている昆虫や標本を間近で観察できる!

昆虫館には、「生体展示」と「標本展示」の2つのコーナーがあります。生体展示コーナーでは、外国産や国産のクワガタムシやカブトムシが飼育されており、動いている様子を間近で観察することができます。

カブトムシの王様、ヘラクレスオオカブト。迫力ある姿をじっくり観察できます

標本展示コーナーでは、チョウやトンボなど、150種類もの世界の虫の標本が展示されています。一部の標本は、顕微鏡を使って詳しく観察することもできます。

ムシムシランドでは、虫専門の地域おこし協力隊である大口宗将さんが活動しています。大口さんの詳しい解説は、虫が苦手な方も好奇心がそそられる面白さです。訪れた際には、ぜひいろいろと質問をしてみてくださいね。

ムネリンの愛称で親しまれる大口さん。市内の施設や学校にも出張し、虫の面白さを伝えています

見どころ②田村市内に生息する虫や生き物を観察できる!

田村市には、清流などの美しい自然環境でしか生きられないとされる虫や生き物が生息しています。ゲンゴロウやアカハライモリといった、市内で採集された生き物を観察できるコーナーでは、どの地区でどんな昆虫に出会えるのかがわかる「昆虫マップ」が必見です。虫捕り網を持って、昆虫採集に出かけたくなること間違いなしです!

昆虫マップ

見どころ③クセになる!?奇蟲との触れ合いコーナー

一見するとカブトムシやクワガタムシと関係が無いような虫も、昆虫についてより深く理解できることから、同じエリアで展示しています。マダガスカルゴキブリやトーゴオオヤスデといった、見た目がユニークでどこか愛らしい「奇蟲」と触れ合えるコーナーが、毎年大人気です。

トーゴオオヤスデ。怖いけれど、見たいし触りたい…という好奇心が刺激されます

子どもも大人も夢中になる大人気エリア!『カブトムシドーム』

昆虫館のすぐ横には、夏季限定でオープンするカブトムシドームがあります。7月の放虫式では約1,000匹以上のカブトムシが放たれ、8月下旬の営業期間終了まで、エサを食べる様子を観察したり、相撲を取らせたりと、自由に触れ合うことができます。子どもたちが楽しむのはもちろん、大人も思わず童心に返って、大興奮してしまいます!

市内幼稚園の子どもたちを招いて行われる放虫式の様子。はじめは怖がっていた子も、スタッフに触り方や捕まえ方を教えてもらい楽しめるように

ドームは、カブトムシの上に登る習性に合わせて、屋根の高さを低く設計するなど、観察しやすい工夫が施されています。またムシムシランド周辺には、日本の国蝶で準絶滅危惧種でもあるオオムラサキが生息しており、ドーム内の一角でも観察できるようになっています。

ほかにも楽しみ方が盛りだくさん!インセクトツーリズムや昆虫食も

ムシムシランドは、昆虫の展示や触れ合いのほかにも、さまざまな楽しみ方があります。

各種イベントの開催

カブトムシ幼虫掘り出しやカブトムシ飼育教室、オリジナル缶バッチ制作、インセクトツーリズム昆虫採集1泊ツアー(※)といった、さまざまなイベントが開催されます。イベントスケジュールはこちらからご確認いただけます。
※ご好評につき申し込みを締め切りました。

昆虫館のおみやげコーナー

昆虫キットや昆虫飼育関連グッズ、カブトンクッキーをはじめとしたお菓子など、来館の思い出になるおみやげを多数取り揃えています。未来のスーパーフードとして注目される昆虫食にも挑戦できます。

バニラソフトクリームに乾燥させた食用コオロギをトッピング(※甲殻類アレルギーの方はご注意ください)

周辺観光

◼️スカイパレスときわ

ムシムシランドから歩いて行ける距離には、展望風呂やレストラン、野外バーベキュー施設を備えた宿泊施設「スカイパレスときわ」があり、1日を通してのんびり過ごすことができます。運が良ければ雲海や、あぶくま高原の大パノラマもご覧いただけます。

◼️グリーンパーク都路

山と緑の自然を生かしたオートキャンプ場(要予約)です。敷地内にはクラフトビールのブルワリーがあり、併設されたショップでは作りたてのビールが楽しめます。

◼️あぶくま洞

田村市滝根町にある鍾乳洞です。全長約600mの探検コースには、幻想的なライトアップが施された鍾乳石が広がっています。洞内の気温は年中約15℃で、夏は涼しく、冬は暖かな観光スポットです。

ムシムシランドで家族の特別な思い出づくりを!

ムシムシランドでは、家族で楽しめるドキドキ・ワクワクの体験がたくさん待っています。自然の中で過ごす時間が、きっと忘れられない思い出になりますよ。長期休みのお出かけや、虫との触れ合いを通した子どもたちとの思い出づくりに、ぜひお出かけくださいね!
※ムシムシランド等の元施設長 吉田吉徳さんの記事はこちらから

【衝撃】こんな場所、日本にあったの⁉ 昆虫と生きるまち・福島県田村市へようこそ!

ムシムシランド

住所:福島県田村市常葉町山根字殿上160
電話:0247-77-4097
2025年の営業日:
〇4月5日(土)~7月6日(日)/8月30日(土)〜11月30日(日):昆虫館のみオープン(土、日、祝日のみ)
〇7月12日(土)~8月24日(日):カブトムシドーム、昆虫館ともにオープン(水曜定休、8月13日(水)は営業)
開園時間:9:30~16:30
詳細・最新情報は、ムシムシランドのホームページよりご確認ください。