【開催報告】福島のパイセン移住者とつながる第2回「嫁ターン家族と話してみよう。教えて!山奥の空き家で過ごす理想のスローライフ生活!

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2022年11月16日(水)に、先輩移住者の「本音」が聞けるオンライントークイベントを開催しました。今回のゲストは、夢である飲食事業立ち上げのため奥様の実家がある田村市への嫁ターンを選択された「中村 匠汰 さん」。自然溢れる自宅で、ゆっくり煎れたコーヒーや手作りのパンを味わいながら家族との団欒を楽しむといった、理想のスローライフを手に入れた中村さんから、田舎暮らしの魅力をたっぷりとお話しいただきました。

ゲスト:中村 匠汰 さん

青森県むつ市出身。2022年4月に田村市常葉町へ移住。
日本工業大学建築学科卒業後、栃木県那須塩原市の歴史あるSHOZOカフェで5年間修行し、飲食事業について学ぶ。そこで現在の奥様と出会い結婚。その後長野へ移住し、ホテルでのフロントや受付といったサービス業務を経験後、地元の青森県に戻る。青森では酒蔵へ入社し、1年間酒造りについて学ぶ。
青森での生活後、飲食事業立ち上げのための理想の土地と暮らしを追い求め、奥様の実家である田村市への移住を検討し始める。住居を探す際、偶然調べた空き家の条件やタイミングが運よく重なり、土地代・物件代がかからず現在の住居を手に入れる。現在は家族3人で暮らしながら、開業資金を貯めるために日々仕事に励んでいる。


安住の地を探していた末に見つけた0円空き家物件

接客の基礎や良い店の作り方などを学びたいと思い、栃木県那須塩原市のSHOZOカフェにて5年間の修行をした中村さん。その後引っ越した長野では接客業をさらに学ぶためにホテルのフロントや受付、さらにご自身の地元・青森に戻った時には日本酒づくりを学ぶなど、多種多様なご経験をされてきました。しかし地元の気風が合わないと感じ、移住を考えるように。

そこで、できれば山の中で静かに暮らしたいというイメージをもとに、物件探しを開始。
空き家バンクで全国各地の空き家を探していましたが、中々理想の物件に巡り合えない状況でした。奥様の実家が福島県田村市だったことを思い出し、移住相談室のホームページにて物件を探し始めるも、そこで狙っていた物件の掲載が突然なくなってしまい、空き家探しは難航してしまいます。

そんな中村さんのもとに移住相談室から「0円物件の募集」というメールが届きました。その内容を確認してみると、なんとその物件は中村さんが狙っていたあの物件だったのです。

その物件には申し込みが100件近くありましたが、朝五時に申し込みをして一番に交渉権を取得。しかし物件を実際に見て検討する時間はないと先方に言われてしまい、1日だけ時間をもらい、ご夫婦で相談して正式に契約を交わしました。

様々なタイミングが重なり、驚くほど素早い決断力で最良の物件を獲得した中村さん。
住宅や土地代は0円、行政書士に農地や土地、家の所有権譲渡などの手続き依頼した際の費用約20万程度で、念願だった自然の中での理想の暮らしを手に入れることができたのです。


移住してからの地域に馴染むまで

─移住後、住宅の改修などはされましたか?
中村さん:改修は行いました。その家は汲み取り式トイレで、水も山水をタンクに溜めて使うという形式でした。しかし、山水だけは供給が不安定で、トイレも衛生的な心配があったため改修を決意しました。井戸を掘ったり、トイレを入れ替えたり、全部で314万円程度の費用がかかりました。そのうち118万円を「住んでふくしま」という福島県の移住に関する補助金で賄うことができました。中途半端な金額で申請した理由は、田村市からも補助が出たからです。田村市から補助される分を除いた金額を県の補助金として申請しました。
補助金申請の各書類については、私は申請窓口にて教えてもらいながら手書きで作成しましたが、ホームページ上に申請様式があるのでそれをもとにパソコンで作成して、メールで担当者とやりとりする方がスムーズかもしれません。


─田村市の不便なところはありますか?
中村さん:私たち夫婦は不便も楽しんで生活しているので、大きな支障はありませんね。強いていうならば山に住んでいるのでガソリン代がかかるところでしょうか。私たちが住んでいる場所は本当に山の中ですが、それでも車で20分ほどでスーパーに、30分ほどで市の中心に行けるのでそこまで不便さは感じません。


─山奥暮らしの魅力を教えてください。
中村さん:自然に囲まれ、四季の変化をきちんと感じられること。山々を見渡しながらコーヒーを飲めること。周りに何もないからこそ感じられる、月の明るさや薪ストーブの温もりといった魅力があり、本当に理想的な暮らしをしています。


─地域にはどうやって馴染みましたか?
中村さん:田村市には妻の両親以外、知人がいない状態からのスタートでした。地域の自治会に入会し、草刈りイベントに参加した時に地域の人たちに紹介されて交流を始めました。その時に「家族が増えました」と紹介してくれたのが嬉しかったですね。人づてに紹介されてどんどん交流していく人が増えてきて、今では以前から興味があった狩猟も始めることができました。射撃の大会に出たり雉肉や猪肉をもらったりと楽しい日々を過ごしています。地域のイベントに積極的に参加していくことが知り合いを増やすコツかもしれません。


─田舎での子育てのメリットは?
中村さん:保育園の子供の人数が少ないので、先生がよく見てくれるところですかね。ただ保育園の数が少なく遠くの園になってしまう場合や、奥さんが働いてないと入園できないので、奥さんが保育園に送り出してから仕事に向かわなくてはならないなど、そこの兼ね合いが難しいかもしれません。うちは事前に体験入園をせずに入園してしまったので、余裕がある方は事前に問い合わせてみたほうがいいかもしませんね。


─田村市の魅力は?
中村さん:都会すぎず田舎すぎないところです。ちょうどいい距離感だと思います。地域にはやりたいことに挑戦している若者が増えてきていて、勢いづいてきている街だと感じます。これからどんどん伸びていく場所だと思っています。


─生活環境や利便性はいかがですか?
中村さん:星が綺麗です。空気も澄んでいて、四季をきちんと感じられます。車さえあれば生活で困ったことはありません。


個性を活かせる場所、それが田村市。

「様々な地域に住んできましたが、一番面白いのは田村市です」と語る中村さん。

今後の目標を聞かれると、コーヒーもワインも料理もデザートもなんでもやってみたいと楽しそうに話してくれました。ソムリエの資格を勉強したり、料理とお菓子を独学で研究したりと、飲食店開店への夢に向けて着実に前へと進んでいらっしゃいます。

「僕らの個性を活かせるのは郡山ではなく田村市だということで奥さんと意見一致しました。田村市には面白い人が沢山います。まだまだ発掘されていない人も多いんじゃないかな。これからもっといろんな人と繋がって、一緒に田村市を盛り上げていきたい」と、笑顔でお話ししてくださいました。

今回は13名の皆様にご参加いただきました。参加者からは、

・空き家の探し方と改修費用、補助金について聞けて、田村市の生活がイメージできました。
・移住して間もない方のリアルや率直な感想を聞ける良い機会となりました。
・飲食を今後検討されているお話で、「郡山じゃなくて田村でやりたい」のお言葉が印象に残りました。是非応援したいです。

とのご感想をいただきました。


12月23日(金)には現役地域おこし協力隊がお答えするオンライントークイベント「福島のパイセン移住者とつながる 第3回 地域おこし協力隊のぶっちゃけ対談!地域の”あれこれ”を語る会」 を開催いたします。移住や地域おこし協力隊にご興味がある方はぜひご参加ください。

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弊社では今後も、田舎での暮らしを満喫されている方や活躍する地域プレーヤーをゲストにお迎えしてオンラインイベントを行います。ぜひ今後の情報もチェックしてみてください。
たむらぐらし