東京都  田村市船引町
都会での生活から一転、好奇心をもって飛び込んだ新たな世界
東京都  田村市船引町
株式会社ホップジャパン フィールドクリエイター
橋本 大輝 さん
私は田村市出身で、高校卒業後13年間の東京生活を終え、2021年春にUターンをしました。 現在は、田村市産のホップを使用したクラフトビール醸造会社(株式会社ホップジャパン)で、ブルワリーに併設されたオートキャンプ場の清掃や受付といった運営管理の業務や、自社製品のビール販売などを行っています。
コーヒーを飲みながら、ふと「あ、帰ろう。」と決意
高校生の時、友人とバンドを結成していたこともあり、将来は仕事として音楽に携わりたいと思い、音楽専攻のある東京の専門学校へ進学しました。卒業後は、ベースプレイヤーとして事務所に所属してライブ活動を行う傍ら、高校生へ演奏技術を教えるなどの個人活動も行っていました。音楽の仕事と並行しながら、車の整備士としても働いていたので、それなりに忙しい日々でしたね。20代前半の頃はずっと東京にいるつもりでいたのですが、いずれは地元の方が落ち着くよなぁと年を重ねるにつれて思うようになったんです。いざ帰ろうと決意したきっかけは、東京でのコロナ渦を経験したことです。「このまま東京から出られなくなるかもしれない。」と漠然とした不安を感じるようになり、その時ふと故郷に帰る選択肢が自然と浮かんだんです。そして思い立った時にはすでに地元での仕事を探し始めた、そんな感じでしたね。
面白そう!と心が動いた2ヶ月後にはUターン
職探しをしていた時、整備士の求人も見ていたのですが、「これからの長い人生、全く違う生き方をしてみるのも面白いんじゃないかな」と思ったんですよね。その時ちょうど見つけたのが、今の仕事の募集記事でした。地元にブルワリー施設があるということにまず驚いて魅力を感じましたし、元々アウトドア好きだったのでキャンプ場の運営管理という要項を読んで、「まさに俺のための仕事だ!」と直感的に思いました(笑)Uターンを決意したのが2021年1月で、すぐに仕事を探し、2月には面談、そして採用通知をいただき、3月には引越し準備をしていたので、あっという間に状況が変化しました。元々人混みが苦手で、東京では満員電車を極力避けていましたが、そういったストレスも無くなりましたね。今思うとよく暮らせていたなと感じるくらいです。それから、実家に戻ったので家族との時間も過ごせるようになり、Uターンして良かったなと感じています。
故郷は、良くも悪くも“昔のまま”
Uターンして、近所付き合いや地元の雰囲気など、変わらないものにほっとする部分もあれば、どんどん衰退していく産業の現状から、このままでは良くないと思う部分も正直ありました。それでも、地域での助け合いや支え合いの文化が根付いているなと実感することが多く、多くの方の力を借りながら私も仕事をさせてもらっています。東京ではビジネス的な付き合いが多く、お互いに一歩引いているような距離感を保っていた感じだったのですが、田村でのコミュニケーションはお互いが個人として話す感じですね。田舎独特かもしれませんが「どこに住んでるの?」から会話が始まって、「あ〜、あそこの近くね。」っていう感じで距離感が縮まっていく。分かりやすく言うと、初対面の人でも自然と親戚と話しているような感覚。それが田舎ならではで、田村に帰って来たんだなぁと実感した瞬間でもありました。
昔ながらの農家のような、自分次第の働き方
東京で働いていた時は夜遅いことも多く、深夜1時過ぎに寝ることがほとんどでした。今は8時半に出勤して、仲間とともに日向ぼっこをすることから1日が始まります(笑)帰宅後は家族との時間を過ごし、22時半頃にはもう寝てますね。大自然に囲まれた中で、自然と共に生きている、そんな実感が持てる生活に変化しました。職場では、その日の天気や業務量に応じて、やるべき仕事を自分でスケジュールを立てて調整しています。敷地がとても広いので草刈りもしますし、薪割りや壊れた橋の補修作業、時には事務作業など、もう本当になんでもやります。決まりきったルールがないということ自体、今までにはない働き方だったので、最初は戸惑いましたが、自分次第で自由に選択ができることってすごく面白い!と思えるようになりました。疲れた時には仲間とともにディスクゴルフをしたりするなど、オンオフを分けて楽しみながら仕事が出来ています。
元々ある魅力を、元々のままで輝かせる仕事
働いてまだ日も浅いのですが、ホップジャパンの立ち上げ当初から携われなかったことが悔やまれるくらい、今はすごく充実感があります。キャンプ場を利用してくださったお客様から、褒めて頂けることが多いのですが、それって地域に元々あった魅力を良いと感じていただけたからだと思うんです。しかもお世辞ではなく心からのお言葉だというのが分かるんですよね。お客様が快適に過ごせるお手伝いができること、そして自然の中で楽しんで仕事ができる仲間たちと働けていることが、今のやりがいですね。今後の目標は、グリーンパーク都路という場所、そしてホップジャパンの取り組みを、より多くの方に認知していただくことです。まずは自分にできることを精一杯やっていきたいですね。今の仕事もそうですが、実家が豆腐屋を営んでいるので、ゆくゆくは継ぐことも視野に入れつつ、田村市全体の産業をもっと盛り上げていきたいと思っています。まだ漠然としてはいるのですが、ここで色んな方と関わっていく中で、その方法を模索していけたら良いなと考えています。

■株式会社ホップジャパン 公式HP
https://hopjapan.com/
福島県田村市都路町岩井沢北向185-6 グリーンパーク都路内

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田村市船引町出身
大きな会社ではなく、珍しい会社にしたい。工芸品を守り続ける一家の想い。
有限会社けやきの森
市川 勝夫さん・ひとみさん・勝章 さん
東京都  田村市船引町
都会での生活から一転、好奇心をもって飛び込んだ新たな世界
株式会社ホップジャパン フィールドクリエイター
橋本 大輝 さん
多拠点居住(田村市船引町出身)
現代美術家として故郷で叶えたい想い
現代美術家
佐藤 香 さん

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田村市船引町出身
大きな会社ではなく、珍しい会社にしたい。工芸品を守り続ける一家の想い。
有限会社けやきの森
市川 勝夫さん・ひとみさん・勝章 さん
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