東京都 田村市船引町
未来の地方と農業を支える
東京都 田村市船引町
植物研究者
臼井 真由美 さん
2019年、縁もゆかりも無かった田村市船引町へ仕事の関係で移住し、これまでに経験のない「地方暮らし」に挑戦しています。
新しい農業のカタチ「屋内植物工場」を田村市で
田村市への移住は、勤務先からの提案がきっかけでした。現在私は、植物工場に関する研究開発しているプランツラボラトリーという会社で働いているのですが、実証試験場所が福島にあるから行ってみないか、と言うことで。提案を受けて昨年2019年5月に移住してきました。主にここ田村では、植物工場内でのいちごの栽培の研究に取り組んでいます。どうしたらいちごが甘くなるのか、適した環境とは何かを日々考えながら仕事をしています。 東京育ちですが、もともと農学部出身というのもあって、日本の食糧自給率の低さや地域の過疎化、農村の人材不足などの解決にも関心があるんです。これまでの私の経験から田村で何かしらお役立てられることがあれば、嬉しいなと思っています。
地方暮らしの初心者にもやさしい。田村市での「たむらぐらし」
田村市や船引町のことは、ほとんど何も知らずに移住をしてきました。はじめは「どのくらい田舎なんだろう…」と不安に思っていましたが、実際のところは、仕事や生活への支障はほとんどありません。日々の生活をするにも船引町にはスーパーや駅がありますし、近隣に郡山市などの地方都市もあるので、ひと通り揃います。高速道路のインターチェンジもあるので、県内のどの地方に行くにもアクセスが便利だと感じているくらいです。 緑や農地の多い環境が好きなので、その点ではとても恵まれているなと。東京では特に満員電車のような人ごみが苦手だったのですが、田村に来てからはそういった悩みから解放されて、だいぶストレスが軽減されています。「車の運転」という課題はありましたが、今は問題なく慣れ、快適に過ごせてます(笑)。 田村市は「田舎暮らしの入門」としてぴったりの町ではないでしょうか。もし地方移住を考えている人がいれば、悩まずに「とりあえず来てみる」という感覚でふらっと遊びにきて欲しいですね。
無いなりに工夫すればいい
田村市に来て少しびっくりしたことと言えば、「家の近くにパン屋さんがないこと」ですね。スーパーでは買えるのですが、私は以前からよくパン屋さんに通っていたので、ちょっとだけ寂しかったのも正直なところです。もちろん、田村には美味しいお米があるので、今はもうすっかり慣れました。 「モノがない・人が少ない」は、人によっては「物足りない・寂しい」になるかもしれません。でも、モノは無いなりに工夫できるし、人に会いたければ自分から会いに行けばいいんじゃないかなと。しかも最近、船引には廃校を利用したコワーキングスペース「テラス石森」などが出来るなど、新しい取り組みに挑戦している地元の人も多くいて、刺激を受けられるような環境が増えてきています。これからが本当に楽しみですね。

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