【開催報告】農家になるためのあれこれ講座#1|未経験から始めたUターン農業編 | たむらぐらし。~ 福島県田村地域の移住・定住情報サイト ~
【開催報告】農家になるためのあれこれ講座#1|未経験から始めたUターン農業編

12月17日(金)zoomによるオンラインイベント、「【農家になるためのあれこれ講座#1】未経験から始めたUターン農業編」を開催しました。
ゲストとして実際に田村市で就農した渡邉浩延氏、白岩洋氏、田村市役所農林課の渡邊和広氏の3人をお迎えし、就農するための研修や補助金申請の方法、農業を始めるまでの具体的なステップについてお話を聞きました。
 

【ゲスト略歴】
渡辺 浩延 氏 (新規就農4年目 栽培品目:小松菜)
大学卒業後、東京にて3年ほど飲食業に従事。生産者として良い食材をお客様に提供したいと考えるようになり就農を決意。
実家は非農家で農業未経験だったが支援制度等を活用した農業研修を経て、2016年に念願の独立就農。
 
白岩 洋 氏(新規就農2年目 栽培品目:ミニトマト、ふきのとう、ブロッコリー)
前職は東京にて映像編集や配信を行う会社に14年勤務。
就農イベントをきっかけに、サポートや助成が充実していることを知り「農業も職業の選択肢の一つ」だと就農を決意。1年間の研修ののち2019年に独立。
 
渡邊 和広 氏(田村市役所農林課)
田村市役所農林課において、新規就農をお考えの方から就農後のサポートまでを担当。
農業で生計を立てていくための必要な手続きや、研修先の斡旋等、相談者に寄り添った支援を行っている。
 


 
 

■農家になるためのステップ

ー未経験から農家になるためのステップについて、田村市役所農林課の方にご説明いただきます。
 
田村市役所農林課:事前に準備することが一番大切です。具体的には以下の通りです。
 
・就農までに十分な準備期間がある
・就農と生活するための十分な資金がある
・就農前に十分な技術を習得する意向がある
・地域との関わりを積極的に持つ意向がある
・農業経営計画や将来の展望に関する計画書を作成する意向がある
 
ー就農するまでどのくらいの期間がありましたか? 
 
渡辺氏:半年から一年くらいだったと思います。
白岩氏:私も、会社に辞めると伝えてから一年後には研修してましたね。
 
ー地域の方とのつながりはありましたか? 
 
渡辺氏:もともと地元だったという強みはあります。地元の農家さんとお話ができる場を設けてもらったりして土地の相談などもできました。農業の師匠とは就農フェアで知り合い、自分で通ってお話を聞いていきましたね。
 
白岩氏:地元では若い方も農業を始めてますし、昔から農業をしている方もとても親切にしてくれます。農業は一人でやると思っていましたが、周りの人に助けていただきつつ、いろいろな人のご意見を聞きながら農業をしています。
 

 
ー就農を決意したときの心配事などは?
 
渡辺氏:自分の行動次第で結果が変わってくるところですね。責任感や重みの違いがあります。自分でやってみたい気持ちが強くなっていき、実現に向けて行動していきました。
 
白岩氏:就農する前は何が不安かということ自体が分かりませんでした。でも”百聞は一見にしかず”と言いますけど、まさにその通りだと思います。いつまでに・何をやるかを具体的に考えて、自分の中でチェックリストを作って一つ一つ解決していきました。情報収集や勉強は当たり前にしますが、あとは行動するだけなので、意外とシンプルだったのかもしれません。
 
ー田村市の農業研修先について説明していただけますか? 
 
田村市役所農林課:就農前に農業研修を勧めています。就農前に技術を身につければ、経営も早く安定します。研修中はアルバイトとして雇用扱い、または無給ではありますが補助金を使用して研修を行う方法もあります。
いずれにしても、基本的に「お金を払って研修を受ける」ということはないので、当人の金銭的な負担というのは少ないですね。
 
ー農業研修先の経験と作物選びについて教えてください。 
 
渡辺氏:研修先は田村市農林課や普及所に紹介してもらい、季節によって様々な野菜の栽培から収穫まで一連の流れを学びました。現在の栽培品目の小松菜は、季節を問わずに一年間作れるので、安定して経営基盤を固めることが出来ますし、道具も年間通して同じものを使えます。またハウスはもちろん、露地でも栽培できるのが魅力です。今年就農5年目にして初めて露地栽培にも挑戦し始めました。田村の冬はすごく寒いんですが、今のところちゃんと育ってくれています。
 
白岩氏:自分が食べて美味しくて作りたいと思えるもの、経営視点、人に喜ばれるものという3つのバランスを総合的に判断をした結果、経営の柱としてミニトマト、季節によってブロッコリーとふきのとうも生産することにしました。大玉トマトをやりたいと最初は思っていたのですが、最近ではミニトマトが、コンビニでも気軽に買えるくらい需要が伸びているので収入面から考えても安定が図れるのではないかなと考えました。
 

ー補助金制度について教えてください。
 
田村市役所農林課:全国共通で農業次世代人材投資事業、初期投資を補助する青年等就農資金という制度などがあります。田村市独自では、農業者スキルアップ支援事業や新規就農者経営発展支援事業(就農二年目の方対象)などのほかに、原子力被災12市町村において営農再開や規模拡大、新規作物の導入を図るための機械、施設等の導入費用の3/4を補助する制度もあります。(上限1,000万円。市が特に認めた場合は上限3,000万)これらは市の認定を受けないと使えません。大体申請する方は初期投資額が上限額を超えている人が多いですね。>>支援制度の詳細はこちら<<
 
白岩氏:私は農業次世代人材投資事業の補助金には適用外だったのでアルバイトという形で研修してました。その間、アメリカの研修なんかにも参加しました。人に会うことでご縁がつながり、可能性も広がりましたね。
 
ー認定新規就農者になるには?
 
渡邉氏:青年等就農計画を立てて、きちんとその目標を達成できるかどうか具体的な根拠を示してもらいます。勢いではじめないでくださいと必ずお伝えしていますね。農業はいきなりやろうと思ってできるものではないので、必ず事前準備をしてもらいます。
 

■農家になってから

 

 
ー農業の苦労と魅力は?

渡辺氏:採り逃したらお金にならないところ、緊張感を持ちながら続けていくのは大変だなと感じます。自然とともに四季を感じながら仕事できるのが農業の魅力です。
 
白岩氏:最近は結果を求めるなと言われます。目標を持つことはいいが、全ては日々の積み重ねだと。農業をしていると生活の豊かさを感じますね。農業はお腹も心も懐も満たせる仕事だと思います。豊かなことを自分が体現することで、田村の担い手を増やしていくためにもなるのではと感じています。
 


 
今回のセミナーはオンラインより13名の方にご参加いただきました。
 
ご参加いただいた皆様からは……
・田村市の就農支援体制など具体的なお話を伺えて良かった。
・参加者特典であるお野菜のおすすめの食べ方も教えてくださり、最後まで丁寧な対応で良かった。
・農業をはじめられた方々が実際に生産した野菜を送っていただけるのは説得力ある。
など、嬉しいご感想をいただきました。ご参加いただきました皆様、どうもありがとうございました。
 
田村市では就農を目指す方にとって、手厚い補助金制度や研修施設が整っているなど、地域全体で就農をサポートする体制が整っています。就農先をお探しの方は、ぜひ一度田村市へ足を運んでいただければと思います。
 
弊社では、今後も田村市で活躍する農家さんのお話が聞けるオンラインイベントを開催して参ります。
SNSでも情報を発信しておりますので、こちらよりご確認ください。
https://www.facebook.com/tamuragurashi
 
【主催】福島県田村市
本取組は「1次産業による持続的関係人口構築戦略※」の一環として実施しています。
※農林業を通じて地域活性化を図り、市外の方へ田村市の魅力を発信することで、移住・定住者を増やすための取り組み。 

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