【開催報告】田村市のUターン就農者に聞く!帰ってみてどうですか?

2月3日(水)Zoomによるオンラインイベント「田村市のUターン就農者に聞く!帰ってみてどうですか?」を開催しました。 ゲストとして福島県田村市のUターン就農者である小松菜農家の渡辺 浩延氏(新規就農4年目)、ミニトマト農家である白岩 洋氏(新規就農2年目)をお招きし、Uターンしてからの生活の「魅力」と「リアル」についてお話しいただきました。


【ゲスト略歴】
・渡辺浩延氏(新規就農4年目:小松菜農家)
東京では飲食店で働いていたが、農業に興味を持っていたこともあり実家に戻るタイミングで就農。

白岩洋氏(新規就農2年目:ミニトマト農家)
東京でのサラリーマン時代を経て、実家が元々たばこ農家で農地や機具が揃っていたことや、就農までの支援制度があることから、農業の世界へ。


■前職や移住前のスタイルについて


渡辺さん:料理人として飲食店に勤務していました。ランチもディナーも行っていたので、働いている時間が結構長かったですね。

白岩さん:ポストプロダクション(映像スタジオ)に14年間勤めていました。朝から晩までガッツリ仕事で、プライベートは仕事のおまけ時間のようなものでしたね。



■農業を始めてからの苦労話


渡辺さん:種を撒いてから収穫までの成長過程を毎日見てるのは楽しいです。季節によって収穫までの期間が変わってきます。

-農業をひとりでやっていて孤独は感じませんか?

渡辺さん:袋詰めなどは妻が手伝ってくれるので、そういった点で感謝しています。

-改めて農業を始めてからの苦労話をお聞かせください。

渡辺さん:コンビニ一軒分くらいの面積のハウスの作物が全部失敗してしまった時は辛かったですね。経済的にも精神的にもショックでしたが、そういった時にいかにすぐ切り替えられるかが大事だと思います。

白岩さん:農業はお客の顔が見えるところがいいですね。それと、個人事業主なので自分が思ったことをやれる自由度があります。自然災害などの不安もありますが、自分がやりたいと思ってやってることなので不満は基本的にありません。が、農業以外の税金などの手続きなどは勉強していかなくてはいけないので、それが辛いですね。

【視聴者】家族を養えるくらい稼ぐことはできますか?

渡辺さん:その時期に合ったものを作れれば大丈夫だと思います。

【視聴者】白岩さんは14年のキャリアより農業をとる転職に不安はありませんでしたか?

白岩さん:実家もあるし先輩方もいるし、一歩一歩準備していけば大丈夫だと思っていたので、一つずつ不安を解消していって今にたどり着きました。

-周りの方に恵まれていたからできたということでしょうか?

白岩さん:そうですね。農家は儲からないという考えている人もいるかと思ういますが、実際に儲けている人を見ていたので不安はありませんでした。農業といっても専業でなくても兼業でもいいし、農業法人というものもあります。直売所で稼いでいる方もいますしね。

【視聴者】就農してから販路拡大等するにあたって、どのように進めていきましたか?どういうところに卸していますか?

渡辺さん:まだ販路拡大するほどロットを動かせていないので、今いるお客様にしっかり出荷していくことを考えています。

白岩さん:今はJA一ヶ所だけです。八百屋さんや、欲しいというお声もいただきますが、それぞれ形態が変わってしまうので慣れるまでにご迷惑かけてしまう可能性もあるので。

【視聴者】:そもそもの販路はどのように確保しましたか?


白岩さん:JAに卸しています。そのスタイルが合っていると思ったので。
渡辺さん:先輩に紹介してもらいました。本当にそういった助けがあって何より有難かったですね。



■就農してからの生活、心境の変化


渡辺さん:料理人という世界から食という根本の分野に興味を持ちました。勇気はいりましたが、地元に戻りたいという気持ちが強かったんです。実家が農家というわけではなかったので、新規就農者としてゼロからのスタート。地元の農家さんに研修させていただいて、はじめました。

【視聴者】就農してから農家に対してのイメージはどう変わりましたか?

渡邉さん:農家の人は本当にスゴイなと思います。人の食べ物を作る責任感もあるし、仕入れ・出荷・経営を一人でしなきゃいけないので。

白岩さん:私は祖父母が農業をやっていましたが、子供の時に見ていた程度でした。荒れてる土地とたまにしか使っていない道具からスタートし、研修期間を経て今に至ります。

【視聴者】休日や労働時間等の労務管理はどの様に設定されてますか?


白岩さん:エクセルを使って管理したり、今後とスマート農業にも興味があるのでアプリで管理したいと考えています。収穫と出荷しかしない日を作ったり、ゆっくりする日を作ったり……。メリハリを作ることを意識していこうと思っています。自由なので1日2時間だけ働いたり、暗くなったら作業をやめたりしていますね。

【視聴者】福島には研修があるんですね。お金はかかりますか?

渡辺さん:国に青年就農給付金(現在の農業次世代人材投資資金)の準備型という助成金があります。国だけでなく市町村ごとに様々な助成金があるので利用できると思います。

【視聴者】単身で移住した場合、婚活はどうされてますか?

白岩さん:今は結構、婚活のイベントもあるのでは?農業をやっていると地域の人とのつながりも沢山ありますよ。

【視聴者】北海道では、冬は除雪作業のお仕事にいったりする農家さんもいますが、そういったことはないのでしょうか?

渡辺さん:農業は一人ではできない仕事もあるので、そういった場合に別の農家さんの手伝いに行くこともあります。今日も実際に行ってきましたが、そうやってお互いに助け合ってやっていくことも楽しいですね。

【視聴者】副業してる方もいますか?

渡辺さん:忙しい農家さんのお手伝いをしたこともあります。副業してる方も兼業してる方もいますね。

-割合的にはどうでしょうか?

白岩さん:ほぼ兼業だと思います。



■農業に対してのポリシー・向き合い方


渡辺さん:ゼロからのスタートでしたので、いろいろな方にアドバイスをいただき4年目を迎えられています。こういう気持ちを持ちながら、こらからも農業を続けていきたいと思います。

白岩さん:きっかけは前職の給料を超えてやろうと思ってはじめました。きちんとお金のことも考えながら、うちにある古民家なども活用できれば活用して、着実にやっていきたいと思います。農業は続けていける人が多くないので。


【質疑応答】
・Uターンに関する勇気はどう出しましたか?

渡辺さん:何事も自分で生み出さないといけない仕事だと思う。休みたい時に休めるように計画しながら仕事をしなくてはなりません。責任があってこその自由です。

白岩さん:やりたいなと思ったらもう一歩踏み込んで調べて、実際にやったときのギャップを減らせば、何か起こってもびっくりしないで済みます。

・移住する時、住む家は自分で探すのですか?

司会:私の場合は、移住に関する仕事をしている方にお話を聞いて自分で探しました。実際に自分で見て探しました。
(お二人はご実家にお住まいのため、移住者である司会担当が回答)

白岩さん:自分が作りたい作物に適した土地を見つけたり、住みたい家があったら行くなどという考え方でもいいかもしれませんね。

渡辺さん:田村市はスーパーやドラッグストアなど生活に必要なお店は揃っていますし、農業にかかわらず生活しやすいと思います。

白岩さん:夏もそんなに暑くなくて野菜作りやすいですしね。田村市に限らず、農業を始めてくれる人が増えると日本のため、子供たちのため、国のためにもなると思います。


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今回のセミナーはオンラインで12名の方にご参加いただきました。
チャットにて多くの質問が飛び交い、農業だけでなく移住に対する質問も沢山いただきました。参加者の方はゲストの話を大変興味深く聞いて下さっている様子でした。
笑いもありのとても良い空気感の中、あっという間のトーク時間で、イベント時間が短かったというお声もいただきました。
ご参加いただきました皆様、どうもありがとうございました。

実際のイベントの様子


第2回目は、2月12日(金)に開催されます。
トーク内容をさらに深堀し、お二人の魅力をたっぷりとお伝えしてまいりますので、皆さまお気軽にご参加ください。
お申し込みはこちらから↓
https://forms.gle/yQwTiUr9jWetnN6k6


【主催】田村市
本取組は「1次産業による持続的関係人口構築戦略※」の一環として実施しています。

※農林業を通じて地域活性化を図り、市外の方へ田村市の魅力を発信することで、移住・定住者を増やすための取り組み。

新着情報

【告知】10/30・31「収穫祭」テラス石森にて開催
【ワークショップ】全3回『ファーマーズキャンプ in 田村』開催!初回11/12(金)17:00~
【メンバー募集】『たむら地域再生プロジェクト』始動!初回11/5(金)19:00~

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