【イベントレポ】田村の森できこりになる。2025「山を知る、暮らしを考える」林業体験ツアー
福島県田村市

2025年11月22日(土)から24日(月・振休)にかけて、福島県田村市で今年度最後となる林業ツアーが開催されました。
初心者の方でも安心して楽しめるよう、少人数でじっくりと組まれた今回のプログラム。林業や田舎暮らしへの夢を叶える大きな一歩となった、熱意あふれる三日間の模様をレポートします。
1日目は田村森林組合の説明後、林業で使われる道具を用いた現場体験を行いました。薪割りでは斧の扱いに苦戦しましたが、構え方や力の入れ方を学ぶことで徐々に上達。続く丸太切断では、特にノコギリ作業で体力を要しましたが、参加者同士で励まし合いながら最後までやり遂げました。先人の苦労を実感できる貴重な体験となりました。


実際に森林内を散策しながら山について学ぶ場面では、木の種類の見分け方や安全のために心がけるべきポイントなどについてもお話しいただきました。食べられる植物を実際に口にして味を確かめたりしながら、青空のもとで自然を満喫しました。
1日目の締めくくりは、山の灯りらんぷでの懇親会!
たっぷりのお肉やお野菜を堪能しながら、林業の先輩や移住後の田村での暮らしについて和気あいあいと語り合いました。

2日目は株式会社三浦農林のご協力のもと、林業体験を実施。まずは林業機械と道具の使い方、点検・整備について学びます。下刈り機やチェーンソーなどの安全な使用方法を知ることは、林業の基本中の基本。事故のない安全な使用のためにも、みなさん真剣に耳を傾けていました。
基礎知識を身につけた後は、伐採後の木材(丸太)を掴んで運搬するグラップルという重機の操縦に挑戦しました。先端にあるツメを、目的の木材の位置に合わせて高さや場所を調整します。感覚を掴むのが難しい作業でしたが、社員の方のサポートによってスムーズにこなすことができました。
グラップルにて持ち上げられた状態の丸太をチェーンソーで切ることにも挑戦しました。参加者のみなさんは、置かれた丸太との感覚の違いなどを感じつつも、1日目よりもしっかりした手つきでチェーンソーを使いこなしていました。
続いては、きこり工作室の安田康さんのもとで木製の一輪挿し作りを行いました。
人里離れた森の中にある工房で、木材を一輪挿しの形にしていく工程を丁寧にレクチャーしてもらいながら、世界に一つだけの作品の制作に没頭しました!
この日の懇親会は、古民家レストラン和・DAIDOKOROにて開催。
先輩木こりであるフォレストクリエイト合同会社の桑原さんをお招きして、聞きたかったことや疑問に思っていたことを気兼ねなく語り合います。田村の幸を堪能しながら、2日目は終了しました。
3日目はフォレストクリエイト合同会社の指導のもと、実際に生えている木を使った伐採作業に挑戦。1日目と2日目に学んだことを復習しながら、実際の現場に近い作業を行います。木を倒すための受け口や追い口の角度のつけ方、倒した後の枝の処理の仕方なども学び、三日間の集大成に相応しい体験となりました。
林業体験を通してたくさんの田村の人と触れ合うことができた今回のツアー。参加者のみなさんにとって、これが林業の世界に踏み出すきっかけ、移住先として田村市に興味を持つきっかけになれば幸いです。
参加者の方からは、
「時間の流れがほんとうにゆったりで、ものすごく貴重な時間でした」
「学ぶことが非常に多く、木が倒れる瞬間は本当に圧巻で、最高の体験でした」
「今まで知らなかった林業を知れて自然の見方が変わりました」
などのご感想をいただきました。
田村市には、就林希望者が実際に林業の仕事を体験できる「Tamura Forest College」という制度もございます。スタッフがヒアリングし、あなたのご希望に合わせて日時や体験先・体験内容をコーディネートいたします。ご興味がありましたら、ぜひ一度お問い合わせください。
たむら移住相談室では今後も、地域移住や新規就農・就林をお考えの方に向けたツアーやイベントを開催いたします。ぜひ今後の情報もチェックしてみてください。
たむらぐらし
